クールな顔立ちや知性あふれる佇まいのケイトブランシェットは、かっこいい俳優の代表格。今回はケイトブランシェットが出演した映画で、幅広い世代からかっこいいと評される理由を探っています^^。
ケイトブランシェットの華々しいデビューがかっこいい!
(Cate Blanchett)
本名:Catherine Élise Blanchett
(キャサリン・エリーズ・ブランシェット)
生年月日:1969年5月14日
年齢:54歳(2024年4月現在)
出生地:オーストラリア ビクトリア州メルボルン
国籍:オーストラリア、アメリカ合衆国
身長:174 cm
職業:女優、舞台監督
配偶者: アンドリュー・アプトン
子供: ダシエル・ジョン・アプトン(2001年生)
ローマン・ロバート・アプトン(2004年生)
イグナティウス・マーティン・アプトン(2008年生)
エディス・ビビアン・パトリシア・アップトン(2014年生)
ケイトブランシェットはオーストラリア出身。
アメリカ人で広告会社の重役だった父親と、オーストラリア人で教師をやっていた母親の元に生まれたケイトブランシェット。
ケイトブランシェットが10歳の時、父親が心臓発作で他界。母親の女手一つで育てられます。
絵が好きだったケイトブランシェット。
しかし経済的に苦しむ母親を見てきたため、オーストラリアの名門メルボルン大学では美術史と、実社会で役立つ経済学を専攻します。
そんな中、偶然演劇に出会ったケイトブランシェット。
演技に魅せられ大学を中退、オーストラリア国立演劇学院へ入学します。
ちなみに、メル・ギブソンも同じ学校の卒業生^^。
1992年に大学を卒業したケイトブランシェットは、舞台女優として、いきなり華々しいデビューを果たします。
1993年、舞台『Kafka Dances』でシドニー劇場批評家協会賞の新人賞を、また、舞台『オレアナ』で最優秀女優賞を受賞。
シドニー劇場批評家協会賞でのダブル受賞は、史上初の快挙でした。
1994年、オーストラリア映画『Police Rescue』で映画デビュー。
1997年、ケイトブランシェットが28歳の時、『Paradise Road』でハリウッド進出!
そんな華麗な俳優経歴を持つケイトブランシェットの、「かっこ良さ」が際立つ映画を見ていきましょう^^。
ケイトブランシェットの男装がかっこいい!『アイム・ノット・ゼア』
まずは、強烈にかっこいいケイトブランシェットを紹介します^^。
もはやポップカルチャーの概念ともなっている「生ける伝説」ボブ・ディランを、ケイトブランシェットが演じた映画!2007年公開の『アイム・ノット・ゼア』。
↓左がケイトブランシェット、右がボブ・ディラン^^
ボブ・ディランを「詩人」「ロックスター」「放浪者」「映画スター」「無法者」「革命家」の6つの人格に分け、それぞれを6人の俳優が演じています。
ケイトブランシェットが演じるのは、「ロックスター」の人格。
映画は、詩的で難解なセリフが多いし、ボブ・ディランの伝記というわけでもないし、熱狂的なボブ・ディラン ファンじゃないと全くついていけない内容^^。
しかし、1965年あたりのボブ・ディランを、外見から仕草まで似せているケイトブランシェットは群を抜いてかっこいい^^。
↓左がケイトブランシェット、右がボブ・ディラン^^ 似すぎ!
ケイトブランシェットは、映画『アイム・ノット・ゼア』で、第65回ゴールデングローブ賞、助演女優賞を受賞 & 第80回アカデミー賞、助演女優賞にノミネート。
女性が男性役を演じてノミネートされたのは、アカデミー賞史上2度目という偉業でした^^。
ケイトブランシェットの出世作!品の良さがかっこいい『エリザベス』
ここからは、時系列でケイトブランシェットがかっこいい映画を見ていきましょう^^。
1998年に公開された映画『エリザベス』。
25歳の若さで王位を継承したエリザベス1世を、27歳のケイトブランシェットが演じています。
重い空気を漂わせるカトリック教会のたくらみ、裏でうごめく各国大使、女王を取り巻く議会とのやり取り。
これが、美しく重厚な衣装のケイトブランシェットとうまくかみ合い、英国史にも興味が湧くレベルのかっこいい作品となっています^^。
当時、まだ知名度が低かったケイトブランシェット。
若き女優連の中でトップの演技力と品の良さで、ゴールデングローブ賞、主演女優賞を獲得。
アカデミー賞、主演女優賞にもノミネート。
一躍トップスターの仲間入りを果たします。
ちなみに、映画『エリザベス』で修道士を演じたダニエル・クレイグ。
体を使った凄味のある演技を観た『007』のプロデューサーが、ジェームズ・ボンドはダニエル・クレイグでいくことに決めたのだそう^^。
ケイトブランシェットの透明感がかっこいい!『ロード・オブ・ザ・リング』
日本では、2002〜2004年にかけて3部作が公開された、映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ。
強大な力をもつ高貴なエルフ(妖精)、ガラドリエルを演じたケイトブランシェット。
神がかった透明感がかっこいい〜^^。
ところで、同じエルフのレゴラスを演じたオーランド・ブルーム。
撮影当時、共演していたケイトブランシェットに恋していたのだそう^^。
2018年に出演したトーク番組で、ケイトブランシェットの第一印象について聞かれたオーランド・ブルームはこのように答えていました。
「恋してたんだ。
レゴラスもガラドリエルに恋していたし、僕も君がめちゃくちゃ好きだったんだ」
当時、21歳で演劇学校を出たばかりだったオーランド・ブルーム。
32歳で年上のケイトブランシェットに想いを伝えることができず、ただ歩き回って、部屋の隅の方から彼女を見ていたのだとか。
一方のケイトブランシェットはというと…
「初めて会った時、あなたは長い髪で、青い目をしていた(※カツラとコンタクトレンズ)。
そして本当のあなたを見た時、あなたは演劇学校を出たばかりのとってもキュートな青年だった。
同一人物だと思わなかったの」
レゴラスを演じているのがオーランド・ブルームだということにすら気付いていなかったもよう^^。
当時21歳のオーランド・ブルームを虜にした当時32歳のケイトブランシェットがかっこよすぎる!
ケイトブランシェットのすっぴん熱演がかっこいい!『ブルージャスミン』
2013年公開の『ブルージャスミン』は、一人の女性の転落人生を描いた映画。
ケイトブランシェットが演じるのは、富豪との結婚生活が破綻し、悪あがきを重ねてゆく元セレブ妻。
普段は、品格や知性を感じるケイトブランシェット。
しかし、『ブルージャスミン』のセレブからどん底に落ちてゆくケイトブランシェットは、目がやばすぎ^^!
さすがの演技力です。
ラストで、正気を失い、むくんだすっぴん顔で独り言をつぶやくケイトブランシェットの演技も最高にかっこいい^^。
エルメス、シャネル、フェンディ、ヴィトンなど、豪華ハイブランドが協力しているのも見どころです。
ケイトブランシェットの独壇場がかっこいい!『キャロル』
2015年公開の『キャロル』は、1950年代のニューヨークで出逢った2人の女性と社会の関係を扱った物語。
当時のアメリカで、同性愛者が病気扱いされて圧迫された歴史を物悲しく表現した映画です。
アメリのような髪型で、純真無垢さを全面に押し出してるルーニー・マーラ。
それに対して、ケイトブランシェットが演じるのは、妖艶な域に達した女性。
主役は二人なのに、演技が群を抜いて独壇場のケイトブランシェットがかっこいい作品です。
こだわりの詰まったクラシカルな衣装のケイトブランシェットにも注目^^!
主役級女性ヴィランのケイトブランシェットがかっこいい!『マイティ・ソー バトルロイヤル』
『マイティ・ソー』シリーズの3作目、2017年公開の『マイティ・ソー バトルロイヤル』。
クリス・ヘムズワースが演じるソーのお姉ちゃん、ヘラが初登場します。
心に傷を負ったヴィラン、ヘラを繊細かつ大胆に演じたケイトブランシェット。
コメディ要素強めで、お笑い要素が多くなった本作で、異質な存在感を放っています^^。
実は、全編の8割がアドリブと即興演技だった『マイティ・ソー バトルロイヤル』。
そんな中、ケイトブランシェットは全くプレッシャーを感じることなく悪役を楽しんだのだそう。
この秘話を知ると、ますますケイトブランシェット演じるヘラがかっこよく見えてきます^^。
ケイトブランシェットは嫉妬されるほどかっこいい?『オーシャンズ8』
2018年公開の『オーシャンズ8』は、『オーシャンズ11』に始まる『オーシャンズ』シリーズのスピンオフ作品。
リーダーの貫録を見せるデビーを演じるサンドラ・ブロック。
デビ―の頼れる右腕、クールなルーを演じるケイト・ブランシェット。
頭の悪そうなセレブ、ダフネを演じたアン・ハサウェイ。
この、豪華なハリウッド超スター3人が共演しています。
ところで、『オーシャンズ8』の撮影中、ケイトブランシェットとアン・ハサウェイはケンカをしたのだそう。
というか、アン・ハサウェイは他の大物女優たちともケンカしていたもよう^^。
特に、マイペースでイージーゴーイングな性格のケイトブランシェットを、アン・ハサウェイは許せないとの噂。
また、シネマカフェのインタビューで「ケイトブランシェットが演じたルー役がやりたかった。」と語っていたアン・ハサウェイ。
ケイトブランシェットのようにクールじゃないとなれませんよ^^。
ケイトブランシェットは、嫉妬されてしまうほどかっこ良すぎるということですかね。
ちなみに『オーシャンズ8』では、豹柄ファッション&ライダー姿のかっこいいケイトブランシェットも見どころです^^。